きのあ将棋棋譜機能の使い方

棋譜は対局の指し手を順番に記録したものです。きのあ将棋では、コンピューター棋士との対局、寄せ合い将棋、詰将棋の全ての局面を棋譜にダウンロードして保存することができます。

2023年6月更新情報：

きのあ将棋の棋譜機能は棋譜ページの共有機能が追加されました。この記事では棋譜コード、またはファイルを使用する際の使い方とツールなどを紹介しています。きのあ将棋の棋譜ページ共有機能については以下の記事をご覧ください。

きのあ将棋の棋譜機能の使用方法

盤面下中央右側にある「棋譜」ボタンを押します。

きのあ将棋棋譜変換ページが表示されます。CSA形式棋譜データと書かれた下のテキスト欄にファイルの中身がテキスト表示されています。（画面赤枠部）

棋譜ファイルテキスト表示の下の「棋譜ファイル(csa形式）をダウンロード」ボタンを押すと棋譜ファイルがダウンロードされます。

スマートフォンやiPadの場合は、棋譜データの内容を全て選択してコピーし、ソフトウェアやアプリなどの棋譜データ入力部に貼り付けて使用したり、テキストファイルとして保存します。

きのあ将棋では、棋譜をCSA形式でダウンロードすることができます。CSAファイル形式は、コンピュータ将棋協会が規定したファイル仕様です。

注意点

将棋ゲームなどのアプリでは局面を保存して、再生する機能を備えているものもありますが、きのあ将棋の場合、ダウンロードした棋譜を再生する機能は現状ありません。ダウンロードした棋譜ファイルは、CSA形式をサポートしている将棋ソフトやアプリを使用して再生することができます。

棋譜のソフトェアでは、Kifu for Windowsが有名です。文字通りWindows用のソフトです。Kifu for Windowsの棋譜ファイルは、柿木形式ですがCSA形式のファイルも読み込む事ができます。

柿木形式のファイルは、柿木将棋シリーズで利用できるだけでなく、多くの将棋ソフトで対応しています。将棋倶楽部24の棋譜も、クリップボード経由でKifu for Windowsに読み込むことができます。

本や新聞雑誌などでも普及している将棋の局面図表示形式の作成ソフトでも、Kifu for Windowsの編集から「局面のコピー」をして盤面データを読み込んで局面図を作成することができます。

しかし、MacではKifu for Windowsは動作しません。Kifu for Macがあるのですが、CSAファイル形式には残念ながら未対応です。局面図作成ソフトもWindows用のみで、Mac用は現時点で提供されていません。

CSA形式から柿木形式へのコンバージョンのソフトもあるのですが、それらもWindows用のみ提供されています。

私のパソコンはMacです。CSAファイルに対応しているMac用の将棋ソフトがあるか探してみたのですが、現状、見つかっていません。見つかったら、記事を投稿する予定です。

更新情報： CSAファイルを再生できるWebツールを見つけました。棋譜を再生できるだけでなく、CSAをKIFファイル形式に変換する機能も備えています。

対局の分析 Proと言う名のiOS アプリは、CSAファイルに対応しています。ただし、無料版の場合は、60手までになります。きのあ将棋の寄せ合い将棋と詰将棋では利用できると思いますが、コンピューター棋士との対局では、60手では基本的に足りないと思います。

個人的には、分析などはしなくて、棋譜だけサポートしてくれれば良いのですが、その様なニーズには対応されていません。

ソフトの説明ページによると「Webの棋譜読み込みでCSA形式に対応」と更新情報（2012年）に記載されているので、利用できる可能性があります。注釈として、「平手の初期配置からの棋譜だけ」とあるので、きのあの詰将棋と寄せ合い将棋には使えませんが、コンピューター棋士との対局には使える可能性があります。

後日、試して見る予定です。