2020年7月にきのあ将棋に、局面共有機能が更新されました。分岐機能と組み合わせることによって、対局途中の特定の局面の内容を共有することができます。例えば、コンピューター棋士との対局の途中の局面や終了後、局面を振り返って、知人やSNSなどで共有したり、別の手筋を試すなどの検討をする事ができます。詰将棋でも長い手数の場合、途中の局面を共有することにも使えます。
終局後に指し手などを振り返ってみたり、分析グラフなどを見ながら、優劣などが大きく変化した局面について振り返ってみようと考えた場合の具体的な利用法を紹介します。
分岐機能を使って別の指し手の検討を行う
以下は郷谷さん上級(マイナス)と後手で対局した終了図です。前半は拮抗状態が続き中盤以降、先手が優勢な展開から後手が盛り返し、一旦優勢になりかけましたが、再び五分五分に戻りました。(画面の赤丸部で矢印で指している部分)
局面のレビューと分岐し局面検討するための手順
- まずは最初からに戻ります。(①を押す)、
- 続いて、(②を押して)一手ずつ駒を進めながら、指し手を振り返ります。
- 上の画面の矢印の局面まで進めます。(別の指し手などを試したい局面まで駒を進めます。③ )
4. 盤面下右の「分岐」ボタンを押します。
5. 新しいウィンドウが開かれ、「分岐」を押した局面から対局できるようになります。異なる指し手などを試して検討することができます。
共有機能の使い方
盤面上の右側に表示される「共有」ボタンを押すと盤面の部分に共有機能のガイダンスを表示した小ウィンドウが開かれれます。
共有機能は対局場面のURLをクリップボードにコピーする。または、ツイートするの2つの選択肢が表示されます。
「URLをクリップボードにコピー」を選択した場合、URLがクリップボードにコピーされます。きのあ将棋のコメント欄やSNSの投稿画面にURLを貼り付け(ペースト)ます。
貼り付け方は、パソコンではペーストのキーボードショートカットまたはブラウザーメニューの「編集」から「貼り付け」を選択します。スマートフォンでは貼り付けを行う場所を長押して、表示されるメニュー項目からペーストを選択します。
「対局URLをTweet」を選択した場合、Twitterのウィンドウが開かれて、ツイート入力欄にURLが含まれた状態でツイート投稿画面が表示されます。
分岐と共有機能は、局面の分析と検討を行う際にとても役立つ便利な機能です。将棋スタイルでも活用していきたいと考えています。
分岐機能を使った実際の局面レビュー例
冒頭で紹介した郷谷さん 上級(マイナス)との対局を振り返って、特定の局面で分岐機能を使って、そこから別の指し手などでの展開例などをYouTubeで紹介しています。
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